洋画・邦画のヌキ所

AVだけがエロじゃない!名作映画を楽しみつつ濡れ場シーンを堪能

江戸川乱歩の幻想世界をリアルに再現

タイトル 屋根裏の散歩者
ジャンル ミステリ
制作国 日本
制作年度 1992年
上映時間 77分
監督 実相寺昭雄
主演 三上博史(郷田)
宮崎ますみ(煕子)
加賀恵子(奈々子)
嶋田久作(明智)
濡れ場タイム 16分、18分、20分、38分、41分、58分、62分
粗筋

東京のうらぶれた下宿「遊民宿」に暮らす奇妙な住人達。部屋の押し入れでひっそりと女装を楽しむ郷田は、押し入れの天井から屋根裏へと続く入り口を発見する。人知れず屋根裏を徘徊する郷田が見た光景。それは予想もしない住人たちの裏の顔、淫らな私生活の数々であった。覗き見だけに満足できず次第にエスカレートする郷田の欲求が、ある完全犯罪計画へと駆り立ててしまうのだった。

感想

ウルトラシリーズでお馴染み、故:実相寺昭雄監督によるエロティック路線作品です。「洋画・邦画の抜き所」では、基本的に「ロマンポルノ系」を紹介しないつもりなのですが、この映画、除外するにはもったいない力作なので取り上げました。「江戸川乱歩」が、日本のミステリ小説界で後世に語り継がれる数少ない作家であることは誰しもが認める事実でしょう。大正ロマンを背景に描かれる独特の淫靡感と、倒錯の殺人劇に惹き付けられ、私も中学生自分に随分と読みふけった思い出があります。

ところが、これほど有名な題材にもかかわらず、映像で「乱歩の世界」を描き切った作品は皆無に等しいのです。40代の方の中なら、天知茂主演による「明智小五郎」テレビシリーズを思い浮かべる方も多いはず。スタイリッシュ(当時としては)な明智像はいかにもテレビ的であり「乱歩」を描いていないのが残念でした。

少々前置きが長くなってしまったので本題に戻ります。「人間椅子」と並ぶ乱歩の代表作「屋根裏の散歩者」を題材に、本編70分強の短い映画ながら、凝ったアングル構成と色彩で、乱歩独特の羞美な世界感をうまく引き出しています。明智役の「嶋田久作」しかり、配役・シナリオともに、原作のテイストをもっとも忠実に再現した映画と断言して良いでしょう。しいて不満点を挙げるなら「緩急が足りない」事でしょうか。原作自体が短編なので致し方ないとはいえ、映画的な盛り上げ所を「濡れ場」にすり替えてしまった為に、一般映画と評価しづらいのが残念ですね。同監督の「 D坂の殺人事件」、船越英二主演の「 盲獣 」と並ぶ、乱歩映画の代表作として推薦します。

濡れ場

ロマンポルノ系なので濡れ場があるのは当たり前。遊民宿の下宿人相手にやりたい放題やりまくっているのが、実相寺映画でお馴染み「加賀恵子」扮する「奈々子」役です。こっちの部屋で○○している最中に、隣の部屋に連れて行かれては○○、トイレに行く暇もないらしく、最中に我慢できず、窓の軒ですわりションベンと八面六臂の大サービスです。髪型のせいか「宮崎ますみ」と区別が付きづらかったりします。この映画には、東京国際ファンタスティック映画祭で上映した「インターナショナルバージョン」と、劇場公開用の2バージョンがあるようです。「濡れ場」目的なら当然「インターナショナルバージョン」をチョイスしましょう。

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