タイトル | オープン・ユア・アイズ | |
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ジャンル | 幻想ミステリ | |
制作国 | スペイン | |
制作年度 | 1999年 | |
上映時間 | 117分 | |
監督 | アレハンドロ・アメナーバル | |
主演 | エドゥアルド・ノリエガ(セザール) ペネロペ・クルス(ソフィア) ナイワ・ニムリ(ヌリア) フェレ・マルティネス(ペラーヨ) |
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濡れ場タイム | 66分、86分 |
青年実業家として成功を遂げたプレイボーイのセザールは、自分の誕生日パーティーで出会った親友の恋人「ソフィア」に一目惚れする。一方、セザールを諦めきれずしつこく付きまとう「ヌリア」は、セザールを車に同乗させ崖から転落自殺を図るのだった。 奇跡的に一命を取り留めはしたものの、その顔は整形手術もかなわないほどに醜くゆがんでしまう。恋人や友人からも疎まれ、生きる希望を無くしかけたその時に、研究中の画期的な整形手術の話が持ち上がる。
第11回東京国際映画祭でグランプリに輝いたスペイン制作の幻想サスペンス。トム・クルーズ、キャメロン・ディアス主演で「バニラ・スカイ」としてリメイクされた事でも有名な映画です。結論を先に言ってしまうと「夢オチ」に近いストーリーなのですが、各シーンの合間に細々とちりばめられた伏線がやがて収束していく爽快感は、しっかりミステリとして成立していますのでご安心ください。
オリジナルの本作は、ハリウッド映画ではあまりお目にかかることのないダークな雰囲気が特徴で、主人公セザールの受ける疎外感や閉塞感が存分に伝わり、自分自身の存在すら曖昧に感じられる演出が見事です。一方のリメイク版「バニラスカイ」は、オリジナルのティストをそのままにサスペンス部分を強調した作りで、お約束の「思わせぶりなエンディング」までの盛り上げ方がうまいですね。いずれの映画も、なかなかの出来映えです。
今回は「濡れ場」って言えるほど大胆なシーンはありません。「抜き所」はソフィア役ペネロペ・クルスの濡れ場2カ所のみです。ペネロペ・クルスはオリジナル・リメイク共にソフィア役で出演しています。良い女優さんだとは思うのですが、これと言った代表作を思いつきません。ホラーの「ゴシカ」もつまらなかったし。